香山公園は北京の西郊に位置しており、地形が険しく、緑豊かな山々が続いており、山林の特色を持つ皇家庭園だ。

景勝地内の主峰である香炉峰は標高575メートルで、通称「鬼見愁（おにみそう）」と呼ばれている。

香山公園には数多くの文物や古跡があり、香山に来ると、山に登るだけでなく、明清両代の建築様式を一体化した寺院である「碧雲寺（へきうんじ）」を訪れることもできる。

江南の特色を備えた古雅な庭園「見心斎（けんしんさい）」、清代の香山静宜園（こうざんせいぎえん）、皇家庭園の最も象徴的な建築である「勤政殿（きんせいでん）」などの古い建築物もある。

この時期、黄梅の薄金色が第一の春の便りとなり、ひよこ色の蕾は蜜蝋で彫られたようで、淡い香りが漂う中で早春にひと際暖かみを添えている。梅谷の木の棧道を散歩しながら、清々しい香りをかぎ、科学普及のボードの前で立ち止まり、「黄梅は「梅」ではないのになぜ依然として「梅」と呼ばれるのか」を解き明かすことができる。

登山の実用情報

南路：公園の東門から入園→（勤政殿の左側のルート）静翠湖→香山寺→双清別荘→来青軒→白松亭→雨香館→晞陽阿→雲巣亭→梅石→豫泰門→香炉峰。傾斜度は適中で、ルートが比較的長く、山頂に到達するまでに約2～3時間かかる。

中路：公園の東門から入園→（勤政殿の右側のルート）致遠斎→知松園→玉華岫→香霧窟→豫泰門→香炉峰。傾斜度は適中で、ルートの長さも適中で、山頂に到達するまでに約1～2時間かかる。

北路：公園の北門から入園→ロープウェイ沿いの階段の道を進む→香炉峰。階段が多く、体力的な負荷が強いですが、距離は最短で、山頂に到達するまでに約1時間かかる。