華為（ファーウェイ）技術有限公司は19日、独自開発の基本ソフト（OS）「鴻蒙（HarmonyOS）」を搭載したコンピューター新製品の「HUAWEI MateBook Pro」と「HUAWEI MateBook Fold Ultimate Design」を正式に発表した。このことは、中国がカーネル層で独自化したコンピューターOSを持つようになったことを示すとともに、中国製OSがパソコン（PC）分野で重要なブレークスルーを達成したことをも意味する。

専門家によると、HarmonyOSはより柔軟かつ迅速に、開発者がより先進的なインタラクティブ体験と機能進化を実現するようサポートすることができ、国産ソフトウェアの発展に新たな道を切り開くものだ。中国初の「モバイル端末とコンピューター端末のエコシステム融合」を実現した国産OSとして、「1回の開発で、複数端末への展開」を可能にする技術により、長らく分裂してきたマルチ端末開発システムを統合し、国産ソフトのエコシステムの発展のために新たな技術基盤とビジネスの可能性を創出した。

またHarmonyOS搭載のコンピューターは人工知能（AI）、 スマートインタラクションなどの機能をOSに組み込み、よりスマートでスムーズな使用体験をもたらした。現在、1000を超えるエコ融合のアプリケーションとの適合が完了しており、年末までに2000超のアプリとの適合が完了する見込みだ。

うち「MateBook Fold Ultimate Design」はファーウェイ初の折りたたみ式PCであり、ファーウェイは「現在、世界最軽量の商用折りたたみ式 PC、世界最大の商用折りたたみ式PC」と称している。このイノベーションはノートパソコンという形態の重要なブレークスルーとなる。（編集KS）