北京市は都市資源の特性を活かし、夏休み向けの研修旅行商品を積極的に整備し、国内外の学生や親子連れに向けて多彩な学びと旅の体験を提供しています。北京市文化観光局は、「夏の研修旅行 北京を歩いて学ぶ」をテーマに、「科挙を目指して上京」、紅色（共産主義革命）ルート、伝統演劇と民俗文化、無形文化財の体験、科学への入門、地質学や考古学の学習、自然探検など、多様な内容を盛り込んだ10本の研修旅行コースを発表予定です。訪日外国人観光客向けには、歴史文化をテーマにした学習旅行、自然生態系を学ぶ旅行、先端技術に触れる旅、テーマパークを楽しむ旅、無形文化財の職人技に触れる旅、そしてオリンピック遺産を巡る旅という6つの夏季テーマツアーが企画されています。

さらに、東城区は歴史的建造物や伝統文化、民俗文化、イノベーティブな消費シーンをつなぐ文化探訪ルート「中軸線とは何か・東城区の魅力再発見」と題し、10本の特別コースを展開し、中軸線エリアの隠れた楽しみ方を提案しています。孔子廟と国子監博物館では、没入型のストーリーテリング形式による研修プログラムが実施され、文化の源流を探る「トレジャーハントの旅」が体験できます。西城区では「白塔文化週間」イベントが開催され、北京天文館では子ども向けの「天文ミニアナウンサー」夏季講座も行われます。門頭溝区では、「京西福地・歩く教室」、「京師爨客」サマーキャンプ、百花山での宇宙探検キャンプという3本の研修ルートが展開されます。豊台区では、大葆台遺跡博物館や自動車博物館でそれぞれテーマ研修活動が実施され、中国園林博物館では、夜の庭園散策や館内宿泊体験を通して園林文化を体感できる「園林博物ワンダーナイト」が開催されます。大興区では、四季麋鹿苑によるサイエンスイベント「鹿王決定戦」や、「夜の麋鹿苑探検」など、カスタマイズ型の科学体験イベントが行われます。