気象予報によると、8月4日から5日にかけて本市では強い降雨が予想されています。4日、北京市党委書記の尹力氏は市の緊急対応指揮センターを訪れ、洪水対策および降雨対応に関する調整・再指示を行いました。同氏は、「主な雨期はまだ終わっておらず、現在は本市の防災・救援・復旧作業が最も困難な時期である。決して油断や慢心があってはならない」と強調しました。習近平総書記の防災救援に関する重要指示精神を徹底して実行し、「人民第一、命を最優先」とする理念を堅持し、常に気を抜かず、勝利するまで決して手を緩めない姿勢で、継続的に取り組みを進める必要がある。洪水対策・救援・被災者支援の各施策を細部まで徹底し、市民の生命・財産と都市機能の安全を真心をもって守り、人的被害・インフラ損壊・市民生活への影響を最小限に抑えるべきである。北京市党委副書記・市長の殷勇氏、副書記の游钧氏も共に指示を行いました。

尹力氏はビデオ会議システムを通じて、市気象局、水務局、都市計画・自然資源委員会、防災弁公室および密雲区・懐柔区・房山区・門頭溝区の担当者から、降雨予測、水庫の放流調整、地質災害への備え、住民の避難・移送についての報告を受けました。

同氏は、「連日の降雨によって山間部や主要河川などでは依然としてリスクが継続している」と強調しました。市内の各級・各部門・各機関は、降雨情報に即応し、最悪を想定したリスク意識をさらに強化し、洪水対策・緊急救援・災害対応を一瞬たりとも緩めず、全力でこの困難な戦いに勝利すべきである。気象予報と警報を強化し、天候の変化傾向を継続的に監視し、情報共有と分析判断を強化し、警報をタイムリーに発信する必要がある。山間部では特に高い警戒を維持し、リスク対応策を着実に講じ、あらゆる手段で人的被害の防止に努めるべきである。危険地域の住民の避難・移送は、迅速かつ的確に実施し、必要な人を漏れなく、早めに避難させる。避難所の安全管理と生活支援を強化し、特に高齢者・子ども・障がい者・病人などへの配慮を徹底することが求められる。水庫、鉄砲水の流路、堤防などの重点箇所を厳重に監視し、土砂崩れや土石流などの地質災害に対して継続的に巡回・点検を強化し、リスクを早期に発見・報告・対処できるようにする。水庫の放流は科学的かつ安全に調整し、堤防巡回と主要施設の警備を強化し、緊急用設備と人員を十分に備えて、河川の放流の安全を確保する必要がある。観光地・農村民宿・キャンプ場などは、速やかに営業停止または閉鎖を行い、一般市民と観光客に対して適切な警報情報を提供し、危険区域からの退避を促すこと。都市部では内水氾濫への備えを徹底し、特に陥没橋、低地住宅地、地下鉄出入口、地下空間、建設中の工事現場などの浸水リスクが高い箇所を重点的に注視し、緊急排水体制を万全に整える必要がある。24時間の責任者常駐体制と警戒体制を厳守し、異常事態が発生した場合は即時対応・報告を行う。当面の対策と長期的な計画を両立させ、全流域における降雨・水位・洪水の情報分析と災害警報システムの構築を急ぎ、山間部の総合的な洪水対策能力・防災減災力を絶えず強化していくことが重要である。

殷勇氏は、「山間部の洪水対策と救援作業を全力で推進し、上流域の降雨状況や今後の動向に注意を払い、事前に警報を発し、救援要員と装備を前もって配置する必要がある」と述べました。密雲・官庁などの上流水庫の流入状況を詳細に監視・評価し、科学的かつ適時に放流計画を策定すべきである。都市部の浸水リスク地点に注目し、陥没交差点、地下空間、低地住宅地、鉄道、老朽建物などを再点検・再整理し、都市型洪水の発生を厳しく防ぐ。各業界の主管部門は責任を持ち、リスク地域の住民を可能な限り多く、早く、安全に避難させなければならない。救援と避難支援はきめ細かく、的確に行い、安全対策を徹底し、被災者の緊急の課題を速やかに解決すべきである。

市の指導者である夏林茂氏、趙磊氏、穆鵬氏、文献氏、および市政府秘書長の曾勁氏が会議に参加しました。