【キーワード・チャイナ】IP经济 IP経済

2025-09-26

【意味】

IPはローマ字。英語のIntellectual Property(インテレクチュアル プロパティ)の頭文字で知的財産を指します。经济は経済。簡体字です。日本はよくIPビジネスという言葉がよく使われますが、中国ではもう少し広い枠組みでIP经济、IP経済という言葉が使われています。

【関連背景】

番組パーソナリティは最近、ラッキンコーヒーのライチアイスコーヒーにハマっています。夏に一口飲めば、最高の味。実はこれ、ラッキンコーヒーと映画「長安のライチ」のコラボ商品です。

「長安のライチ」は日本でも公開された映画で8月22日になりました。笑いあり、感動ありで、昔の文化の魅力や、今の人たちから見た歴史の面白さを味わえる楽しい映画です。

「楊貴妃のために数千キロ離れた産地から新鮮なままライチを運べ」って話ですよね。日本でも中国語字幕バージョンがあるらしいので、中国語学習者さんには、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

近年、中国の消費者ニーズはどんどん多様化していて、IP経済はアパレル、化粧品、スキンケア、食品、飲料水など多くの分野に広がっています。最近大人気のポップマートや、ゲームの『黒神話:悟空』もたくさんのコラボ商品があります。そういったキャラクターだけでなく、変わったコラボもあって、中国の高級酒・マオタイとラッキンコーヒーがコラボした「マオタイラテ」や、マオタイと米国のチョコレートブランド・ダブ(Dove)のコラボ商品「マオタイボンボンショコラ」も話題になりました。マオタイラテは初日に542万杯以上売れて、売り上げは1億元、20億円を突破したし、チョコレートはオンラインでは1分、店頭でも10分で売り切れるほどの人気になりました。

2024年、中国のIP経済の市場規模は前の年より40%増えて、1689億元で、世界4位になりました。Z世代の消費はその中の75%を占めています。

【使い方】

IP经济本身的周期性也会制约整体的发展。

(IP経済が持つ周期性が、全体的な発展を制限することもある)

地方政府正通过扶持本土IP经济来推动文旅融合。

(地方政府は地元のIP経済の支援を通じて、文化と観光の融合を促進している)

品牌盲目跟风联名,导致IP经济泡沫化。

(ブランドが現実を無視してコラボ商品を乱発すれば、IP経済はバブル化する)

担当:殷絮、鳴海美紀

中国国際放送局

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