北京の鳥類リストに1種類追加 アオガン、延慶・野鴨湖湿地で初めて確認

2025-12-12

このほど、北京市延慶区の野鴨湖湿地で、国家2級保護野生動物に指定されているアオガンが3羽確認された。これは北京市において初めて確認されたものであり、同市の鳥類リストにまた一つ更新されることとなった。

アオガンは典型的な冷水性の海鳥で、寒さに強く、主に湾や河口などに生息し、中国ではあまりみられない鳥とされている。今回この3羽が小さな群れで北京に飛来したことは、鳥類の移動経路の変化や、渡り鳥の行動に気候変動が及ぼす影響を研究する上で、貴重な実証資料を提供するものとなった。

野鴨湖湿地は、華北地区における重要な渡り鳥の中継地および生息地であるとともに、現在北京市で唯一『ラムサール条約湿地リスト』に登録された湿地である。広大な干潟と豊かな植生、優れた生態環境が、多くの希少絶滅危惧鳥類にとって、かけがえのない生息の場を提供している。

情報提供:延慶生態環境

北京市人民政府

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